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犬が寝すぎるのは大丈夫?ーー愛犬の睡眠時間と快眠のヒントをプロが解説

こんにちは。千葉県で犬のしつけトレーニングを行っている、inuaオーナーの佐藤です。

「うちの犬、また寝てる…。寝すぎじゃない?」

そんな風に感じたことはありませんか?

実は犬の睡眠には、人間とはまったく異なる仕組みがあります。

本記事では、犬の睡眠時間の目安やレム・ノンレム睡眠の仕組み、快適な睡眠環境の整え方まで、行動科学の視点からわかりやすく解説します。


犬の睡眠時間、平均はどれくらい?

犬は成長段階や体格によって必要な睡眠時間が異なります。

年齢別の目安

  • 子犬・シニア犬:18〜20時間前後
  • 成犬(健康な状態):12〜15時間程度

犬種や性格も影響

  • 大型犬は小型犬よりも睡眠が長くなる傾向
  • 穏やかな性格の犬はよく寝ることが多い

「寝すぎかも?」と思っても、体調や年齢に応じた自然な変化であることも多いです。


犬と人間の睡眠の違いとは?

犬の睡眠は人間よりも浅く、頻繁に起きやすい特徴があります。

レム睡眠(浅い眠り):約80%
ノンレム睡眠(深い眠り):約20%

人間とは逆で、犬は睡眠時間の大半を浅い眠りで過ごします。 そのため、深い睡眠をとるには、より長時間寝る必要があるのです。


寝すぎかどうかのチェックポイント

「うちの子、ずっと寝てるけど大丈夫?」と不安な方は、以下の4つのポイントをチェックしてみてください。

  1. 年齢や犬種による違いはあるか?
  2. 普段の元気・食欲はあるか?
  3. 急に睡眠パターンが変化していないか?
  4. 寝ている時間以外に、活動や遊びがあるか?

もし、

  • 食欲がなく元気もない
  • 呼びかけに反応が薄い
  • 明らかに寝てばかりいる などの変化がある場合は、獣医師の受診をおすすめします。

愛犬の快眠環境を整えよう

犬の健康を守るには、しっかりと休める環境づくりが大切です。

静かで暗めの場所を用意する
快適なベッドや毛布を用意する
暑すぎず寒すぎない温度管理
睡眠中は起こさない・ちょっかいを出さない

特に、深いノンレム睡眠中に起こされると、疲労回復が妨げられてしまいます。

「寝ている犬はそっとしておく」が鉄則です。


まとめ:犬がたくさん寝るのは自然なこと

犬は人間よりも浅い睡眠が多く、十分な回復のために長時間の睡眠が必要です。

「寝すぎかも?」と感じたら、まずは愛犬の年齢・性格・健康状態を確認してみてください。

睡眠の質を高めることで、愛犬の心と体の健康を守ることができます。


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