こんにちは。
千葉県で、犬の行動科学に基づいたしつけ・トレーニングを行っている、
inuaオーナーの佐藤です。
「どうしてこんな行動をするの…?」と思ったことはありませんか?
- 人や他の犬に吠えかかる
- 噛もうとする
- トイレをなかなか覚えてくれない
- お気に入りの物を壊す
- 散歩でグイグイ引っ張る
もし、これらの行動に悩んでいるなら…
その行動は、犬があなたを困らせたくてやっているわけではありません。
実は、犬にとっては生きるための問題解決行動であり、
自然な行動のひとつなんです。
「なくす」だけではうまくいかない理由
私たち人間の視点では「問題」に見える行動も、
犬の視点では環境に適応するための方法です。
だからこそ、「どうすればこの行動をなくせるか」だけを考えると、
無理やり抑えつける方向に進み、
犬との信頼関係を壊してしまうことがあります。
🐾 問題行動解決の3つのステップ
1: 環境を整える
応用行動分析学(ABA:行動と環境の関係を科学的に分析する心理学)では、
行動の原因の多くが環境にあると考えます。
例:
窓から通行人に吠える → カーテンを閉める、窓際に行けないよう配置を変える
こうした環境調整で、そもそも「吠える必要のない状態」を作ります。
2:望ましい行動を教える
どうしても刺激が避けられない場面では、
吠えや噛みつきの代わりになる行動を教えます。
例:
お散歩中に他の犬とすれ違う → 飼い主を見る、座る、静かに通過する
教える時は正の強化(犬にとって嬉しいご褒美を与える)で、
「この行動をすると良いことがある」と学ばせます。
3:続けられる環境を維持する
新しい行動は、最初はできても続かないことがあります。
そこで、行動が起きやすい環境と、ご褒美をもらえる機会を維持します。
例:
他の犬に吠えなかった → すぐ褒める&おやつ
これを繰り返すことで、行動は習慣化します。
飼い主さんへメッセージ
焦る必要はありません。
時間をかけて少しずつ進めることが、結局は一番の近道です。
「うちの子、変わってきたな」
そんな瞬間を、あなたと一緒に喜びたいと思っています。
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