こんにちは。
千葉県で犬の行動科学に基づいたしつけ・トレーニングを提供している、inuaオーナーの佐藤です。
今日は「柴犬ちゃんのカウンセリングプログラム」という事例紹介です。
まずは健康チェックから
今回のご相談は、歯ぎしり、そして車やバイクへの突進・吠え。
歯ぎしりはストレスや癖の場合もありますが、
歯や顎の痛み、口内炎、耳のトラブル、神経疾患など、身体的な問題が原因のケースもあります。
ですので、まずは獣医師の診察で身体的異常がないか確認することが第一歩です。
健康に問題がないとわかってから、行動改善のためのトレーニングを進めましょう。
今回、柴犬ちゃんは診察で異常なしとの結果が出たため、行動分析へと進みます。
機能的アセスメントで行動の原因を探る
inuaの初回トレーニングでは、必ず機能的アセスメントを行います。
これはレギュラーレッスンでも同じです。
飼い主さんと一緒に、以下を確認しました。
- すべての問題行動のリスト
- 問題行動を起こしやすくしている出来事(セッティング事象)
- 行動を維持している結果や成果(後続事象)
- 問題行動の効率性
- 犬が好むもの(強化子)
最後に、先行事象 → 行動 → 後続事象 → 行動の機能を仮説としてまとめます。
歯ぎしりの背景と仮説
今回の歯ぎしりは、身体的な問題が否定されたため、自己刺激行動と仮定しました。
これは、犬が自分で行動を起こすことで刺激を得たり、飼い主からの注目を引くために行う行動です。
人の場合、自閉症や知的障害のある子どもが「手をひらひらさせる」「頭を繰り返し叩く」などの行動をすることがありますが、それと似たメカニズムです。
改善への道のり
行動改善には、環境の調整と飼い主さんの関わり方の変化が欠かせません。
初めはやることが多く、圧倒されるかもしれませんが、
一歩ずつ進めば必ず改善の兆しは見えてきます。
柴犬ちゃんと飼い主さんが、安心して暮らせる日常を取り戻せるよう、全力でサポートしていきます。
今日は「柴犬ちゃんのカウンセリングプログラム」という事例をご紹介しました。
📩 無料相談について
「うちの子の行動、健康面からも含めて相談したい…」
そんなときは、お気軽にご連絡ください。
📩 無料相談