こんにちは。
千葉県で訪問型の犬のしつけトレーニングを提供している、ドッグトレーナ、作業療法士の佐藤です。
「最近、うちの子がトレーニングに乗り気じゃない…」
「すぐ飽きちゃって集中してくれない」
そんなお悩みはありませんか?
実は、犬にもモチベーション=意欲があります。
そして、その意欲は環境や関わり方で大きく変わることが科学的にも分かっています。
この記事を読むと…
- 「やる気がない=性格」ではないことがわかる
- 犬のやる気スイッチを見つけられる
- 成果が出やすい練習のコツがわかる
- 犬との信頼関係が深まる
- 罰に頼らない“やさしいしつけ”の価値を体感できる
あなたの愛犬とのトレーニングが、もっと楽しく・もっと効果的になるはずです。
※この「意欲」は、犬の幸福や行動の土台を示す**Hierarchy of Dog Needs(犬の欲求階層)**の最上位にあたります。
全体の階層については👉 犬の欲求階層から犬のしつけ迷子から卒業!犬の欲求階層から始める信頼関係づくり考える、やさしいトレーニングのすすめで解説しています。
犬の意欲は科学的に証明されている
行動科学や動物行動学では、意欲は「行動を始め、続け、方向づけるエネルギー」と定義されます。
犬の場合も、おやつ・遊び・社会的接触などの報酬や、そのときの状況によって意欲は変化します。
ABA(応用行動分析学)では、これを動機づけ操作(Motivating Operation)と呼びます。
たとえば空腹のときは食べ物への意欲が高まり、満腹だと下がります。
この仕組みを理解すると、「成果が出やすいタイミング」を見極められるようになります。
犬の意欲を高める3つの要素
1. 生理的要素(体の状態)
- 空腹すぎない/満腹すぎない
- 疲れすぎていない
- 快適な室温や環境
💡 体調を整えるだけで、犬は集中力を発揮しやすくなります。これだけで失敗が減り、練習がスムーズに。
2. 社会的要素(人や犬との関わり)
- 飼い主との遊びやスキンシップ
- 安心できる信頼関係
💡 関係性が強くなると、犬は「あなたと一緒にやりたい」という気持ちで動いてくれます。
3. 認知的要素(刺激や選択の自由)
- 新しい課題や遊び
- 自分で選べる機会(おもちゃや散歩ルート)
💡 選択の自由があると、犬は自発的に行動しやすくなり、学習意欲が長く続きます。
意欲を引き出す日常の工夫
- 短く楽しい練習をする(1〜3分程度)
- 成功体験で終わる
- 報酬の種類を変えて新鮮さを保つ
- 犬のペースに合わせる
- 「やらせる」ではなく「自分からやりたい」を引き出す
💡 こうした工夫で、犬の意欲が高まり、短時間でも成果が出やすくなります。
その結果、あなたも犬も達成感を感じられ、トレーニングが楽しい時間に変わります。
まとめ|意欲は関係づくりの原動力
犬は意欲的なっていると、学びが早くなり、飼い主との関係も深まります。
逆に、意欲が低いまま続けても成果は出にくく、お互いにストレスが溜まります。
あなたの愛犬のやる気スイッチは何でしょうか?
それを見つけて伸ばしてあげることが、やさしいトレーニングの第一歩です。
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